君はヒップホップを聴かない〜音楽備忘録〜

無課金引き弱のファム難民です。(もちろんナシエッタ)
ブレイダー系のデッキや動きを毎回忘れてしまうので備忘録的にブログを作りました。
総合報酬は取ったり取らなかったり。貰いもの主体のデッキが多いですが限定引いたら使います。よろしくお願いします。

せっかくなので続けざまのジェニーハイ。

この「ランデブーに逃避行」はゲスの極み乙女。で出しててもおかしくないかなと思うくらいキャッチーで耳馴染みの良い曲です。

川谷絵音氏が歌ってるとこも聴いてみたいなと思ってしまうくらい。

しかし制作秘話を聴いてみるといつもだったらボツにするような曲だったとのことでびっくり。
ボツにされなくて良かった。今のとこジェニーハイの曲の中で一番好きなので。

結果的に、いつもはあーでもないこーでもないって考えてむずかしくしすぎるところが、すごくシンプルになったとは思います。あと、世間との距離感、ずたかなと思いますね。「ランデブーに逃避行」とか、言葉はあれですけど、めっちゃ適当にメロディを作ったんですよ。正直、いつもだったらボツにするような曲だったかもしれないんですけど、冷静に聴いてみたらこの曲が一番受けるんじゃないかなって。

それで急きょMVを作ったんですけど、やっぱり反応がいいんです。そういう反応を知ると、僕は自分で自分のことを第三的な目で冷静に見られていると思っているけど、実際はそうじゃないんだなってわかります。そこで客観的になることで、世間との距離感とずれを修正できるというか。自己満足で音にこだわったりするけど、そういうこだわりとは関係ない部分で音楽って広がっていくものなんだって、あらためてジェニーハイで実感できました。


とのこと。

ジェニーハイはいい感じに力が抜けててそういうところが川谷絵音氏のレベルアップに繋がってるのかな。

ではここで動画紹介。



この曲は等身大の現実逃避ソングで実にいいですね。(褒め言葉)

“宇宙服着てみたい 涙袋取ってみたい
草津に住んでみたい
やりたいことやらなきゃ死ねない
ジョブズみたいにならなきゃ
何か発明しなきゃ
歴史に残らなきゃなのに
昼まで寝ちゃった”


わかるー!
やりたいこといっぱいあるのに何もせず寝ちゃうかんじ。

“何かしたいのにしたくない
布団出たいのにあったかいから
私の世界で考えれば
それはそれは平和”

わかるー!(2回目)
“何かしたいのにしたくない”のわかる。
“布団出たいのにあったかい”のわかる😭

“顔の浮腫みも大したことない
鏡を見るのもめんどくさい
前世では何の徳も
積まなかったんだろうな”


”前世では何の徳も積まなかったんだろうな”というパンチライン。刺さる。

“らんらんランデブー
明日からりーりーリアリティー
少しの間宇宙服を貸してよ
君の代わりに逃避行なんだから

だんだんメタでぶー
明日からだーだーダイエット
少しの間でいいから無重力で
君の代わりに逃避行なんだわい”


”らんらんランデブー” だんだんメタでぶー”で韻を踏みつつ”明日からだーだーダイエット”というどうしようもない意志の弱さを表現するパンチライン。
メタでぶー×明日からダイエットという破壊力。

明日から本気出すから今日はダラダラさせてというどうしようもない本音が疾走感あるサウンドと新垣氏のピアノでめちゃめちゃかっこよく仕上がった良曲です。
現実逃避したい時、ちょっと疲れちゃった時にぜひ。


ランデブーに逃避行

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ゲスの極み乙女。の川谷絵音がプロデュースする異色のバンド集団ジェニーハイ。

お笑い芸人の小藪がドラム、野性爆弾くっきーがベース、そしてキーボードが佐村河内氏のゴーストライターとして話題になった新垣氏(ガッキー)。
そこに女性ボーカルのtricotイッキュウが華を添える。

当初ゲスの極み乙女。の女性ボーカルverみたいな立ち位置かと思いきやかなり実験的な音楽も出しています。

1stアルバム「ジェニーハイのテーマ」に続き、今回発表された「ジェニーハイラプソディー」も自己紹介ソングですね。
(YouTubeに”何回自己紹介してるんだ”というコメントがあってちょっと笑った)

ジェニーハイラプソディー


しつこく自己紹介するのはヒップホップ界では様式美なのでもしかしたら絵音氏のヒップホップ的要素がジェニーハイに投影されてるのかもしれない。

MVに令和も出てきたし、新年号になって改めて自己紹介&ジェニーハイを思い出して貰う作戦なのかな。



メンバー全員歌っていて新垣氏(ガッキー)の代名詞(失礼)ゴーストライターもめっちゃ連呼しています。笑
前作でもゴーストライター言ってましたがね。

多分歌詞は川谷絵音が全部書いていて攻めるな〜という印象です。

(絵音)
“俺が宝くじ当たったら
きっとアレに使うのに
当たった奴どうせ
豪遊してるに決まってる”
(イッキュウ)
“女の味方 男の敵
男の味方 女の敵
男友達多い女は
普通の女より女子感強い”
(くっきー)
“サバサバしてるふりは
もう飽きた”
(ガッキー)
“結局メンヘラホイホイか”
(小藪?)
“メンヘラ メンヘラ
メンヘラ メンヘラ”
(イッキュウ)
“関係ないやん”

(絵音)
“小藪とくっきーは
TV SHOW STAR 大忙しだし”
(くっきー)
“イッキュウは OVERSEAに
服に色々多忙だし”
(イッキュウ)
“絵音はバンド掛け持ちすぎて
謎すぎるし”
(小藪)
“ガッキーも忙しいけど”
(全員)
“ゴーストライター!”
(イッキュウ)
“もう一回”
(くっきー&小藪?)
“ゴーストライター!”
(絵音&イッキュウ?)
“ゴーストバスター!
みたいに”
(ガッキー+α?)
“ゴーストライター!”
(くっきー)
“最後にみんなで”
(全員)
“ゴーストライター!”

(複数)
“今は違うけど
みんな理不尽だ
今は違うけど”
(ガッキー)
“みんな理不尽だ”

(全員)
“ジェ ジェ ジェジェニーハイ
ジェ ジェ ジェジェニーハイ
り り 理不尽な 世の中にはジェニーハイ
ジェ ジェ ジェジェニーハイ
ジェ ジェ ジェジェニーハイ
ガッキー くっきー イッキュウ 小藪 絵音で
ジェ ジェ ジェジェニーハイ”

(くっきー&小藪?)
“バラエティーに出りゃこっちのもん”
(ガッキー)
“現代音楽こっちのもん”
(イッキュウ)
“海外行かせりゃこっちのもん”
(絵音)
“掛け持ちさせたらこっちのもん”
(くっきー)
“抜け駆け上等副業カモン”
(小藪)
“事務所が4つの理不尽バンドが”
(全員)
“ジェニーハイって言うんだってよ”
(イッキュウ)
“天才を超えるんだってよ”

※以下サビ繰り返し

(歌い手間違いあるかもしれません。特に複数人のところ)

この曲のテーマは”理不尽”ぽいですね。
冒頭に理不尽な話?でその後に他己紹介&ガッキーの理不尽、最後に自己紹介&理不尽バンド宣言という不思議な流れ。

“男友達多い女は 普通の女より女子感強い””メンヘラホイホイ”という興味をそそる内容を前半に持ってきて力技で全部聴かせるような展開にしたのかな。

普通に自己紹介から始まると「ジェニーハイのテーマ」と被るから意図的にずらしているのかも。

最後にヒップホップ的な”俺すごい”を持ってきていてヒップホップを感じます(←語彙力)

「ランデブーに逃避行」が好きなのでそのうちそれについても書きたいな。

新年号でも活躍してほしいです。


ジェニーハイラプソディー

川本真琴が大好きすぎてこのブログも川本真琴の記事から書きたかったのだけど、書きたいことが多すぎて何から書いていいのかわからず。

「愛の才能」で颯爽と登場したあたりの衝撃など交えて紹介したかったのだけど、それを書き始めると川本真琴の歴史と思い入れだけで終わってしまいそうで。

結局他のアーティストで肩慣らしをして、満を持して川本真琴の記事を書くことに決めました。

そろそろ…と思いつつ、まだちょっと心の準備が。

とりあえず楽曲としてパンチラインが多く初期川本真琴からの転換点となる「ピカピカ」を紹介したいと思います。

「愛の才能」「DNA」「1/2」と順調にシングルを出していって大ヒット。
しかし「桜」頃からシングルを出す間隔が長くなり…。
メディアでは女子高生の教祖と紹介されつつ、実際ライブ会場に来てるのは男性オタクしかいなくて病んだと言われてる川本真琴姫。

今回紹介する「ピカピカ」は「桜」の次のシングルです。
まず曲を聴いてみてください。めちゃめちゃ難しい。
「桜」までのポップで一般受けする楽曲とは一線を画すメロディ。



歌詞詰め込み気味なのは同じですが路線が全然違いますよね。
世界観も身近な世間から抽象的な広がりがあり。

この辺に世間から求められている”川本真琴”と本当に作りたい曲の乖離があって、その折衷案的なものを感じます。


早速サビの部分ですが

1番サビ
“「ピカピカ」って、そっと、唱える 
もっといっぱい 新しいあたし 欲しい 欲しい 
「ピカピカ」って、そっと、唱える 
もっと強い 新しい身体 欲しい 欲しい 
-大事なオマジナイ- 
いつかどこか誰かがひろって愛してもらえますように”

2番サビ
“「ピカピカ」なまんまで 会いたい
もっといっぱい 新しい明日 欲しい 欲しい
 「ピカピカ」なまんまで 会いたい
もっと痛い 新しい傷が 欲しい 欲しい
 -大事なオマジナイ- 
いつかどこか誰かがひろって愛してもらえますように”

「ピカピカ」って純潔の隠喩なんじゃないかなー。なんて。
“いつかどこか誰かがひろって愛してもらえますように”
という非常に受け身の願望ですがお姫様である条件に純潔が必要だと気付いてしまったみたいな。

サビ以外の箇所で“同じ月の下” “緋の月の下” “星空飛び出しそうで” “星空 仲間たちから盗んで”との描写から舞台が夜であることがわかり、上記のことをピカピカ光る星に祈ってるのかなと。

「愛の才能」から恋愛体質ぽい曲が多めですがそういう恋愛に疲れてしまって、身体も心も一度全部何もかもリセットして運命の王子様に迎えに来て欲しいというある種の現実逃避的な。

「川本真琴」アルバムの「10分前」でも生まれ変わりたい願望がありますがこちらは”こんな身体脱ぎ捨ててあたしが新しくなる” “10分後にはキスしてるかもしれない” と肉食かつ能動的な感じがあり、「ピカピカ」は色々なことに傷ついてしまったがゆえに消極的かつ自分に自信がない印象を受けます。

また
“全財産詰めた鞄が軽くてステキでしょ?”

という歌詞も中々痺れるパンチラインなのですが、この曲が作られた時期を考えると彼女自身とても疲れていて現実逃避したい、逃げたい気持ちだったのかなと。

いや、曲で聴くとそんなネガティブなかんじしないんですけどあくまで歌詞を読んだ印象がね?

最後に前述の“いつかどこか〜”  “全財産〜”と同じくらい好きな箇所を紹介して終わります。

“「好き」にいっぱいシクシク「悲しい」ってたしてくと君に似ている”
やっぱ天才だなー。こういう表現どうやって思いつくんだろう。
ピカピカは隠れた名作だと思います。

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